エロノベル脳ジェネレーション

TL小説ばっかり読んでるママです

TL小説と男性向けエロノベルの決定的な違い

ほぼ毎日TL小説を読んでいる。新聞代わりに読んでいる。

TL小説とは、女性向け異性愛エロライトノベルのことを言う。

読者のわがままに応えるためジャンルは多様、でも幾つか系統がある。中でも屈折してるものが、ご無体働く系TL小説だ。ヒロインが合意なしにエロいことされるやつです。ここで1冊の本を紹介したい。(R指定はないが大人の人しか押してはならない)

魔術師と鳥籠の花嫁 (ソーニャ文庫)

魔術師と鳥籠の花嫁 (ソーニャ文庫)

 

 内容は、巨乳のかわいい女の子リリアナちゃんが、悪い魔法使いのラーフィン様に捕まってエッチなことされちゃう!!というもの。冒頭のシーンからリリアナちゃんは涙を流して嫌がる、やだ~かわいそう。

 あなたがTL小説に縁遠い方なら、疑問に思うかもしれない。「それって男性向けエロノベルと何が違うの??」と。大いに違う。はっきりと断言しよう。TL小説では必ず、ヒロインの産後の幸福が約束されているのだ。

 TL小説の男性キャラクター描写には「イケメン・マッチョ・金持ち・権力者」がありがちだ。これにもきっと意味がある。相手男性が優秀で有能であるほど、ヒロインが子供をつくるのに理想の交配相手であることを示しているのだ。みんな優秀な遺伝子が欲しい。なのでTL小説界において「かわいい女の子が低能の小汚いおじさんにエッチなことされてゲヘヘ」シチュはあり得ない。

 そして男性キャラクターはヒロインのことが好き好き大好き超愛してる。ご無体働く系でも何でも最終的に男性はヒロインにぞっこんになる。

 TL小説は性交を描いている。そして女性にとって性交は、妊娠出産子育てがセットだ。妊娠出産子育てのフォローが望めないような男とのロマンスなど夢想しない。深い愛なくして、幸せな子育てはできない。

「金持ち・権力者」描写がしつこいのも、産後を考えてのことだろう。恵まれた育児環境は金と権力あってのものだ。

 産後の幸福を実現できて優良な遺伝子を持った者だけが、ヒロインに御無体を働いても、まあなんとなく読者から許される。ヒロインの良い交配相手として認められる。 

では、現実の「イケメン・マッチョ・金持ち・権力者」男性が、ご無体働いても許されるのかというとそうではない。現実と妄想は違う。

読者は、小説内のヒーローよりヒロインに対して興奮している。(すいません気恥ずかしくて主語大きくしました私はそうです)

先に挙げた小説では、ラーフィン様に性的にいたずらされ一喜一憂するリリアナちゃんを見るのが楽しい。加虐の楽しみである。ちなみに最後リリアナちゃんは魔法で脳をいじられ洗脳される、やだ~かわいそうウフフ。

  産後の幸福を期待させるような描写は、読者の罪悪感を和らげるために必要なのだ。欲深い読者のせいで酷い目に遭うヒロインにせめて産後は幸せになることを期待する。TL小説読者の欲望は暗くて深い。