エロノベル脳ジェネレーション

TL小説ばっかり読んでるママです

エロノベルの矛盾を解消するには

 ブログを書くのに飽きて久しぶりの投稿となりました。お元気ですか。私は相変わらずエロ小説を読む傍ら子育てしてます。

 いきなり表題についてですが、エロ小説には「好きな人に無理やり…」という状況がよく出てきます。ヒロインが好意を持つ男性に無理やりされて嫌がるという例のあれです。特にTL小説においては、行為を強いる男性キャラがヒロインに対して強い愛情を持っているのがお決まり。大好きな大好きなヒロインに対して、男性キャラは拉致監禁強制猥褻等々人権侵害行為の数々を働くわけです。好きな人に嫌われちゃうかもしれないのに変だよね!矛盾してる!なんでそんなに頭がおかしいことするのかしら?という男性キャラへの当然の疑問に対して、TL小説は今まで色々な答えを用意してくれました。近親相姦の葛藤で頭がおかしくなったとか、復讐相手の娘を好きになって頭がおかしくなったとか、虐待されて育ったから頭がおかしくなったとか…。私はそれらの答えに満足しながらも、奥歯に小骨が挟まったような違和感を捨てきれなかった…。でも朗報です。それが昨日読んだTL小説で、見事解消されました~!その答えは「男性キャラが人間じゃないから頭がおかしい」というもの超納得!人間の情緒が通じないから平気で好きな子に嫌がらせするわけかあ、な~るほどなあ! 

エロティクス・カイザー 買われた姫は皇帝の子を孕む【特典短編付き】 (ジュエル文庫)

エロティクス・カイザー 買われた姫は皇帝の子を孕む【特典短編付き】 (ジュエル文庫)

 

  ド直球な表紙とタイトルのため、読むのを躊躇われるかもしれません。(私は常日頃こういう小説を平気で読んでいます)簡単にご紹介します。
 世界観はSF寄りなファンタジー。独立自治区的なスラムで暮らす被差別少数民族のお姫様アルファナちゃんがヒロイン。アルファナちゃんの暮らす国は、魔法の存在する世紀末エログロ階級社会。ある日、記憶喪失のイケメンをスラムで拾い、いい仲になる。スラムが国軍の侵攻に遭い、民族離散。アルファナちゃん奴隷になる。アルファナちゃんを買ったのは記憶を取り戻したイケメン。何とイケメンはこの国の皇帝様。独立戦争に勤しんでいたアルファナちゃんにとって皇帝様は民族の敵。ヒロインは皇帝様に行為を強いられ超嫌がる。

 ここまでだと超よくあるやつ~。それが「皇帝様が人間じゃなくて人造人間(魔導人形)」という設定によって、段々と王道からずれていくのです!

 皇帝様は人造人間なので、人の気持ちが分からず加減を知らない。だけどアルファナちゃんと交流するうちに程度を覚える。アルファナちゃんは再び心を開く。「民族迫害もうやめて」と頼むと、皇帝様に「それは仕様設定で出来ない」的なことを言われる。皇帝様は偉そうに見えて実は哀れな機械人形。国家の意志決定をしてるのは皇帝様ではない。いったい誰がこの国を支配してるのかしら?という謎や、途中皇帝様が管理者権限によりリセットされアルファナちゃんのこと忘れちゃったりだとかして、最後まで読者をやきもきさせてくれます。

 冒頭のストーリーラインは王道の、お姫様が侵略国の王にご無体されちゃう~というもの。ヒロインは最初「仇敵を好きになること」に葛藤。皇帝様にほだされると今度は「二人の愛が社会を変えるかもしれない」と怯え、更に「機械と本当に愛し合うことができるのか」と葛藤する。このようにヒロインの葛藤が変遷していきます!これを濃厚な触手エロシーンを挟みながらやってのけるのです!お見事!脱帽!伊藤計劃とか小林泰三っぽい雰囲気の暗いSFエロ小説でした。

ちなみにヒロインが人間じゃなくてヒーローがやきもきして頭おかしくなるバージョンもあります。わーい。 

エロティクス・エンペラー 男装の巫女は帝王の手に堕ちる (ジュエル文庫)

エロティクス・エンペラー 男装の巫女は帝王の手に堕ちる (ジュエル文庫)